日々身につけることで徐々に理想のボディに近づく、あるいはボディを保つことを手助けしてほしいのか、結婚式などの大イベント時にぐっと引き締まったボディにしてほしいのかなど、一言で補正下着といってもいろいろあります。さらにメーカーによっては「補整下着」あるいは「矯正下着」と表示しているものもあります。
はたして呼ばれ方が違うと内容も変わってくるのでしょうか。
辞書で調べてみると、「補正」は「誤差を修正すること」、「補整」は「補って整えること」、「矯正」は「欠点を正常な状態に直すこと」とあります。最初に欠点ありきの「矯正」に比べると、後の2つはソフトな言い回しですが、それぞれ「補いたい」何かが前提にあるのですから、明らかに意味が違うということはなさそうです。全体的に「現在の状態を理想に近づける」といった意味合いといえるでしょう。
ただし、より細かく解釈すると「補整」は「整える」ことが目的となります。つまり、放っておいても特に問題はないが、手を加える=補うことで「正しい」(ボディの場合は「理想の」といったニュアンスです)状態に近づけることが補整なのです。
一方で「補正」は程度の差はあれど誤差を補うという意味ですから、ケガや手術などの後でも同じような状態に見せるために「補う」役割を持つパッドやパッド付ブラジャーが「補正下着」ということになります。
さらに「矯正」となると、「骨盤矯正」に代表されるように該当する部分を「直す」意味が強くなります。下着であれば骨盤ケア機能を持つコルセットや、エステティックサロンの施術で使用する体型を変えられるほどの下着などが本来の意味の矯正下着となりそうです。
一般的に私たちがイメージする「ホセイ」下着は、「胸やウエスト、ヒップ等のボディラインを理想の体型に近づける手助けをするもの」です。となると、「補整」の方がしっくりくるといえるでしょう。
しかし、実際に下着メーカーのホームページやパンフレットを見ると、どちらの漢字も普通に使われています。何故「補整」または「補正」の字を用いるかを説明しているメーカーもありますが、特にこだわりなくどちらかの漢字を使っているメーカーも少なくありません。
「補整」と「補正」はそこまで意味合いが変わらないので、どちらを使用しても間違いとはいえないからです。
また、いわゆる「補正」の範疇に入る下着に「矯正下着」と書いているメーカーも少ないながら見受けられますが、これは、締め付け感が多少強いくらいのニュアンスと考えて良さそうです。
したがって補正下着を選ぶ場合は、言葉の違いにこだわる必要はありません。自分の体のどの部分をどうしたいかにつき各下着メーカーの補整に関するコンセプトや効果をしっかり把握したうえで、価格やデザイン、生地の素材なども吟味しましょう。そして必ず試着してから決めることです。特に初めての補正下着をネットなどの通販で買うことはあまりおすすめできません。
もちろん返品可能な店もありますが、日常長く身に着けることの多い下着は、やはり専門家のアドヴァイスを受けながらいくつか試着して自分に本当に合うものを見つけるべきだからです。また、体に合う下着を探すには自分の体のサイズを正しく知る必要がありますが、サイズを測るにしても、専門家に計測してもらう方が正確な計測ができますし、店舗によっては3D撮影による全身のサイズ測定をしてくれるところもあるので、そういった意味でも初めての場合は店舗に出向いた方が安心なのです。
当サイトで紹介している補正下着ブランドの中から、公式サイトに価格が明示してあり、東京都内にサロンを持つ補正下着ブランドを調査。公式サイトおよび公式通販サイトの口コミの総数(※)が多い順に3社を比較しています。※2020年1月時点
価格帯 | アイテム数 | カラー展開 | サイズ展開 | 口コミの数 | |
---|---|---|---|---|---|
ブルーム |
2,200~ 33,000円 |
17種類 | 4色 | B65〜H85 | 404件 |
マルコ |
3,500〜 70,000円 |
12種類 | 4色 | A65〜F125 | 66件 |
ダイアナ |
3,500〜 42,000円 |
10種類 | 3色 | 公式サイトに 記載なし |
56件 |
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※口コミの総数は、各ブランドの公式サイトおよびに公式通販サイトに掲載されたものから算出しています。(2020年2月28日調査時点)